私が、三男を出産したのは2019年秋。
生後3ヶ月くらいの時には、東京ではマスク姿が当たり前になっていました。

マスク姿は乳幼児期のお子さんに大きな影響を与えます。
それは【マスク姿で人の唇の動きや表情が見えないこと】です。
※もちろんマスクは感染予防・命を守るために必須だと考えています。

例えば、ママの口の動きをよく見て真似をする、とかママの表情をジッとみているなど、経験がありますよね。
その時赤ちゃんは、『真似っこ細胞』とも言われる『ミラーニューロン』や『共感脳』が刺激され、神経細胞が良質の刺激によって増えていくのです。見たもの・触れたもの・聞いたものなど五感で得た情報を脳で処理・命令して、自分の体や声で表現することで発達していく、真似っこをすることで、『声』『言葉』『感情』など身体面と心の発達が促されるということです。

身近な保育者のマスク姿は、乳幼児期の『声』『言葉』『感情』など身体面と心の発達に影響が出てくるだろうと言われています。
そんな時だからこそ、お家の中で、もっとも身近なママやパパのアプローチが必要になってくるのだと考えます。

昨年から、リトミックのレッスンでの『音あそび』の動画や絵本音楽、手遊びなどを【おうちde音育児】として、無料で動画配信を始めたのは、おうちの中でママやパパが音楽を通じてお子さんの『声』『言葉』『感情』など身体面と心の発達を促すための１つのツールになれば、、、との想いからです。

ピアノ教室の生徒、我が家の小学生２人を見て感じるのは、子どもの【順応性の高さ】です。

マスクは、どんなに必要だとわかっている大人でさえも、煩わしさを感じることもあるかと思います。
子どもたちは、【マスク着用】の新しいルールを守って、夏の暑い時期も頑張っていました。
幼稚園に通うお子さんでも、しっかりマスクをつけてレッスンに来てくれています。
外出先でも、マスクを着けることが推奨されている年齢に達したお子さんは、それぞれ好きなアニメのマスクやかわいいマスクをつけて歩いていますね。
『社会性や協調性』を身につける上で『ルールの理解』はとても大切です。

ピアノ教室では、昨年の緊急事態宣言中は対面レッスンは自粛となりましたが、多くの生徒が、『オンライン』や『動画添削』というツールでピアノ学習を続けてくれました。外出が制約される中、ピアノのオンラインレッスンや、ピアノを弾くことが【お家の中で安心安全にできる趣味や特技】として役に立っているようです。また、保護者の皆様にも、オンラインレッスンや動画撮影などで多くのサポートをいただきました。また子どもたちも【オンライン】という新しいツールにも、すぐ順応し、その機能を使いこなしています。
実際この一年で、ピアノが上達した子も多いです。

でも、子供たちにとってはあまりにも制約の多い1年、さらにこのまましばらくは続いていくことが予想されます。
そんな中で『ピアノを通じて子どもたちの成長を支えること』ができたらと考えています。

ピアノ教室では【オンラインピアノ】の需要が高まり、そのためにタブレットを購入された７０代の方もいらっしゃいます。
スマートフォン１代でも、家の中で習える習い事となった【オンラインピアノ】は、オンラインだからこその利点もたくさんあるのです。

・楽譜共有や音源共有
・仕事の合間にレッスン可能
・移動の時間や感染予防にも

オンラインレッスンの受講方法も詳しくお伝えしているので、パソコンやスマートフォンの操作に慣れていなくてもご安心ください。

もちろんオフイス街にある当教室は、勤務時間後にピアのレッスンをご希望される方もいらっしゃいます。
今までは、20時以降のお問い合わせが多かったのですが、最近は18時台からのお問い合わせも増えています。仕事帰りに『軽く一杯飲む』や『ジムによる』習慣が『ピアノを習う』に変化して、趣味が増えたという方もいらっしゃいます。